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  <title>なんでも、かんでも</title>
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  <description>なんでも、かんでもレビューするだけのブログ。</description>
  <lastBuildDate>Fri, 14 Mar 2014 17:37:52 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>ヒョンビン不足</title>
    <description>
    <![CDATA[悲しいくらい乾ききった日々を送っています。<br />
夏だから、炎天下だから、どころの問題じゃなく<br />
ヒョンビンが不足しているからです。<br />
<br />
シークレットガーデンの再放送も終わってしまったし<br />
チング、アイルランドには食指が動かない・・・<br />
サムスンも飽きるほど見たし、<br />
写真集もあるけど、私はヒョンビンの芝居が好きなんであって<br />
顔と姿だけが好きなんじゃない。<br />
もちろん、顔と姿が好きだから芝居が好きなんだけど。<br />
<br />
復帰作はまだまだだし、<br />
金銭的に、DVDBOX買ったり、レンタル化されてない作品のDVDを買うことも出来ない&hellip;<br />
悲しいかな、どうやってもヒョンビンが不足しているのである。<br />
ただただ、私は画像検索するを眺める日々―・・・<br />
<img alt="" src="//can0512.koushijima.com/File/0781e10d.png" width="585" height="278" /> <br />
<br />
<br />
<br />
そこで、すこしでもトキメキ要素を吸収しようと<br />
前々から観たかった、「<strong>イケメンラーメン店</strong>」をレンタル。<br />
イケメンラーメン店ってタイトルからして、期待出来ないんだけど<br />
お嬢様にお願いでユン・ウネに振られたチョン・イルが出ているので。<br />
<a href="//can0512.koushijima.com/File/ikemennra.jpg" title="" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1375460816/" /></a> <br />
御曹司と怪力？貧乏女とのラブコメってことで既にSGと似てますね。<br />
設定も似てるなあ、と思ったらSGのパロディ出ましたww<br />
<br />
<a href="//can0512.koushijima.com/File/a0192209_16141611.jpg" title="" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1375460565/" /></a> <br />
<br />
青いスパンコールのイカレジャージ再び。<br />
全く持って、ヒョンビンとは似ても似つかないけれど<br />
SGファンとしては、笑えるパロディでした。<br />
今、必死にチョンイルが片思いしている場面に差し掛かっているのでちょっと面白くなってきたかな？？<br />
ちなみに、レンタルはTSUTAYAのみ、らしいです。]]>
    </description>
    <category>日常</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/16/</link>
    <pubDate>Fri, 02 Aug 2013 16:29:08 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>小説「君の名残を」を号泣する。</title>
    <description>
    <![CDATA[悲しい物語は読みたくない。<br />
そう、常々思っている。<br />
繰り返された大大円を見たい、そう思うのに<br />
何故か、読む本読む本、悲しい物語。<br />
泣きたいだけ、泣いてしまう。<br />
<br />
今回、涙のスパイラルに引き寄せられて手にとったのは<br />
<br />
<br />
<b><span style="font-size: x-large;">君の名残を</span></b><br />
浅倉卓弥　著<br />
単行本にて読了<br />
<br />
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796641335/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4796641335&amp;linkCode=as2&amp;tag=can0512-22"><img src="http://ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&amp;ASIN=4796641335&amp;Format=_SL160_&amp;ID=AsinImage&amp;MarketPlace=JP&amp;ServiceVersion=20070822&amp;WS=1&amp;tag=can0512-22" border="0" height="224" width="153" /></a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=can0512-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4796641335" alt="" style="border: none !important; margin: 0px !important;" border="0" height="1" width="1" /><br />
<br />
<br />
トンデモ歴史物って好きなんです。<br />
本当はこんなことが起こってたのかもしれない、と思うと胸熱です。<br />
今作は平家物語を主軸としたトンデモ大河スペクタクル。<br />
史実がどうこう言いだしたら、こんなにつまらない話はないので<br />
薀蓄は言わないように。<br />
私のように歴史に対する知識が浅い方が楽しめるのかもしれない。<br />
<br />
<strong>或日、嵐の夜に日本から三人の高校生が姿を消した。</strong><br />
<strong>この国の、歴史を動かす為にー</strong><br />
<br />
映画化して、コピーをつけるならこんな感じかな。<br />
<br />
現代の高校生として生きていた友恵、武蔵、志郎の三人が<br />
嵐の夜、何者かに呼ばれるように<br />
落雷と共に８００年前の平安末期へとタイムスリップさせられてしまう。<br />
気がつくと、同じ場所にいたはずの三人は離れ離れになっていて<br />
友恵は一人で目を覚まし、木曾義仲という少年に助けられる。<br />
なんとか事実を受け入れ、そこでの生活に馴染み始める友恵。<br />
しかし、義仲が歴史上の人物として教科書に載っていたことを確信し、<br />
そして自分が木曾義仲に寄り添った「巴御前」として生きるのだということを悟る。<br />
武蔵、志郎もやはり、それぞれの場所で歴史を動かした人物として生かされていた。<br />
<br />
というのが、あらすじ。<br />
<br />
知名度のあるところで、歴史のどのへんかというと<br />
源頼朝、義経、平清盛、このあたり。源平合戦というんでしょうか。<br />
それぞれの出自や事実関係など、史実と照らし合わせると綻びだらけだが<br />
そんなロマンの無いことを言っては台無しなので、先にも言ったように御託は並べない方が良い。<br />
結構な文字数ある作品な為、時代の変遷を追う中盤ではダレたと感じる方もいるかもしれないが<br />
それは、後半に号泣する準備を整える為です。<br />
これで泣かないのなら、泣くまで待てないホトトギス。<br />
号泣必至、ストレス発散に是非読んでみてください。<br />
<br />
<span style="font-size: x-large;"><strong>以下、ネタバレになりますので未読の方は退避</strong></span><br />
<br />
<br />
<br />
何より、この作品の素晴らしいところは<br />
メインの登場人物たちが、<br />
いずれ、自分が／愛しい人が、死ぬことを知識として知っているということ。<br />
武蔵に至っては、どんな風に死ぬかも知っている。<br />
その身に矢を射られて死ぬということを。<br />
加えて、友恵・武蔵・志郎の三人が<br />
これでもかというくらい、出会わない。<br />
すれ違いさえ、しない。<br />
友恵と武蔵に関しては、タイムスリップ前の生活では<br />
幼馴染であり、剣道仲間でありライバルであり、友達以上恋人未満という関係だった。<br />
離れ離れになってからも、二人は会いたい会いたいと思い続けているのだが<br />
友恵はいつしか巴となり、義仲を愛するようになる。<br />
武蔵は反対に、操を立てているわけでもないが、友恵を忘れられずにいる。<br />
これがまた切ない。<br />
壮大な大河ドラマなので、友恵たちがタイムスリップした冒頭から<br />
集結までにおおよそ三十年くらいは時間経過がある。<br />
その為三人は、時を経るにつれ「現代」で生きていた自分に戻れない、と思うようになる。<br />
武蔵も友恵も、その手を血に染めた時に戻れなくなったということだろう。<br />
<br />
タイムスリップものでは定石の、もといた時代に戻るという神隠しエンドが用意されていないところもまた、掴まれる要因かもしれないなあ。<br />
いつか、また落雷があって現代に戻れるんだ、<br />
そして輪廻を経た氷室や義仲と出会って欲しいと願いながら後半の畳み掛ける悲劇を読んでしまう。<br />
映画ロミオ＋ジュリエット（ディカプリオとクレア・デインズの）で、お願い間に合って！と願いながらもやっぱりジュリエットが目を覚ました瞬間にロミオが死んじゃうという<br />
あのスパイラルを彷彿とさせる感情。<br />
わかっているのに、わかっているのに、そうなってほしくない！と願わずにはいられない。<br />
それほど役者たちに心を寄り添うことが出来た。<br />
泣いて泣いてむせび泣きました。私。<br />
かなりオススメである。<br />
<br />
ということで、「君の名残を」美味しくいただきました。<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>小説読了</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/15/</link>
    <pubDate>Wed, 31 Jul 2013 17:30:18 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>変態も極めてしまえば美しい　岩井俊二「ヴァンパイア」を観る。</title>
    <description>
    <![CDATA[<iframe src="http://www.youtube.com/embed/Vpl6PdYIDOI" allowfullscreen="" frameborder="0" height="225" width="400"></iframe><br /><br />「花とアリス」から８年。<br />ようやく岩井俊二監督の長編映画にありつけた。<br />オールカナダロケ。全編英語。外国人キャスト。蒼井優。<br />わくわくするしかない。<br /><br /><span style="font-size: small;"><b>内容紹介</b><br /><br /></span>&nbsp;<i>惹かれあう孤独な魂たち。この世の果ての恋物語ーー。<br /><br />「死ぬなら君の血をくれないか」<br />「僕はヴァンパイアなんだよ」<br />学<br />校では自殺を考える生徒を説得する誠実な教師を演じながら、プライベートでは自殺サイトに接触し、若い女性の自殺を幇助する代わりに、血を飲ませてもらっていたサイモン。<br />自殺志願者の間では有名な存在で恐れられているが、せっかく飲んだ血は吐いてしまうし、他の殺人犯が女性を狩る姿を見てパニックになる、気の弱い男でもある。<br />ある日、血を抜かれた若い女性の遺体が相次いで発見された。“ヴァンパイア"と呼ばれる連続殺人犯が世を賑わす中、サイモンは、新た<br />な女性との出会いを求めようとする……。<br />孤高なる美意識と世界観で読者を魅了し救済する、岩井ワールド炸裂の恋物語<br /></i><div align="right">（Amazonより抜粋）<br /><br /><br /></div>ヴァンパイアと聞くと、もれなく銀の十字架やニンニク、太陽光で灰になる吸血鬼を思い浮かべる。<br />だがしかし、岩井俊二のヴァンパイアはそうではない。<br />吸血行為は陽射しが美しい昼日中に行われ、ニンニクの効いたパスタも食べる。<br />この吸血鬼は、不老不死でもなく超能力もない、普通の男である。<br />ただ、血を飲むということに異常に心惹かれてしまった、ただの人間でしかない。<br />事前情報をインプットしないまま、鑑賞した。<br />私とて、所謂ヴァンパイアが現れることを期待した。<br />死にたがりの女に、優しい言葉で近づき、一緒に死んでくれるのに<br />女が死んだ後で生き返るようなヴァンパイアを。<br />しかし、サイモンはそうしない。<br />不器用ながらも、一所懸命に死にたがる少女たちを「血を抜いて死ぬ」という方法に誘う。<br />彼は、一緒に死んでくれるわけではないのだ。<br /><br />少女を冷凍庫に横たえると、儀式然としてくる。<br />それが、とてもとても美しい。<br />サイモンの母に取り付けられた風船も綺麗。彼女は天使かもしれない。<br /><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/File/balmam.jpg" height="195" width="350"><br /><br /><br />吸血鬼と言えば、吸血行為は暗に性行為を示している。<br />けれど、岩井俊二は、ただ血を飲むという行為自体を恍惚として描いている。<br />劇中人物レンフィールドのように、吸血と射精を混同しないことが<br />「誰も描けなかった吸血鬼」というキャラクターだと思う。<br /><br />今までの岩井作品というと、<b>溢れ出る変態汁をどうにか隠してるんだけどやっぱり染みでちゃってる映画</b>という印象だった。<br />8年経って隠すのをやめてオープンしてみたら、<b><span style="font-size: large;">変態汁びたしの中で何故か美しさと切なさが際立っている。</span></b><br /><br />どこが変態って、花とアリスでもそうだけど、少女たちへの観察眼が鋭すぎて震えがくるでしょう。<br />「少女」或いは「女子」しか持たないニュアンスを完全再現してしまうのが岩井監督。<br /><b>かつて少女や女子だった女性でも、忘れてしまっている瞬間を作れる成人男性(50)</b><br />これを変態と言わずなんと言う。<br /><br />アンビリバボーの再現ドラマとかなんとか揶揄されてはいるが、<br />カナダロケにする必要性はあったと思う。日本人キャストでこの物語を描けば、想像するだけで空々しく馬鹿げている。<br />金髪碧眼の美しいお伽話の住人たちと、日本を代表する魔女・蒼井優であってこその映画だろう。<br /><br />とはいえ、<b>塚本晋也化現象</b>は危惧すべき。<br />脚本＋監督＋撮影監督＋音楽＋編集＋プロデュース：岩井俊二<br />原作：岩井俊二「ヴァンパイア」幻冬舎刊<br />自主制作かっていう。<br />もちろん、数多くのスタッフが現場にはいるけれど<br />監督の制約が減るということは、それだけ客観性が無くなるわけで<br /><b>良くも悪くも岩井俊二作品だと言われてしまうのも仕方ないことなのかもしれない</b>。<br />音楽も単体で聴けば綺麗なんだけど、「花とアリス」と被りすぎてて気が散ってしまう。<br />せめて音楽だけでも違う方を起用したほうがいいなじゃないだろか。<br />篠原昇撮影監督を乗り越えて、新たな相棒が見つかることを願う。<br /><br /><br /><br /><a href="//can0512.koushijima.com/File/f80a4b39.jpeg" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1371995051/" height="180" width="192"></a><a href="//can0512.koushijima.com/File/c8870be6.jpeg" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1371995229/" height="179" width="272"></a><br /><span style="font-size: small;">８年、しかも女性が一番顔が変わる時期の前後で印象が変わらないというのはもう魔女ですよ。</span><br />素晴らしい。<br /><br /><br />ということで、「ヴァンパイア」とっても美味しくいただきました。<br /><br />]]>
    </description>
    <category>映画</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/13/</link>
    <pubDate>Fri, 21 Jun 2013 17:06:05 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>映画「ブルーバレンタイン」を観る。</title>
    <description>
    <![CDATA[<h1 class="parseasinTitle"><span style="font-size: large;"><span id="btAsinTitle"><br /><a href="//can0512.koushijima.com/File/blue-valentine.jpg" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1370712029/"></a></span></span></h1><ul><li> <b>出演:</b>ライアン・ゴズリング　ミシェル・ウィリアムズ&nbsp;</li><li> <b>監督:</b>デレク・シアンフランス</li></ul><b>内容紹介</b><br />       <div class="content"><div class="productDescriptionWrapper"><br />       愛を知る誰もが経験のある、しかし誰も観たことのないラブストーリー<br />愛が変化していくどうしようもない現実と だからこそ輝かしい愛が生まれる瞬間──<br /> 過去と現在が交錯し、愛の終りと誕生が重なり合う未だかつて観たことのない、新たなラブストーリーの傑作<br /><div align="right">（Amazonより抜粋）<br /><br /></div>お気に入りのライアン・ゴズリングのブルーバレンタインを筋トレしながら鑑賞。<br />底なしの暗さ、として評判の高かった今作。<br /><br />まずはあらすじ<br />ディーンとシンディ、この二人の夫婦についての話。<br />ゴズリング演じるディーンは朝から酒を飲み塗装の仕事をだらだらとしている。<br />しかし家族への愛情は尽きることはない。<br />一方、シンディは妊娠により諦めていた医療の道を努力の末取り戻し、忙しく働いている。<br />二人の愛娘はすくすくと育ち、７歳になる。<br />懸命に働くシンディはディーンの働き方がどうしようもなく怠惰に見えてしまう。<br />自分と同じように生き生きと仕事をして欲しい、夫にはその才能があるはずなのに<br />見てみぬ振りを決め込んでいることが我慢ならない。<br />ディーンはディーンで、手に入れた家族を守る為に努力していた。<br />妻を愛していたし、血の繋がらない娘にもめいいっぱいの愛情を注いで育ててきた。<br />なのにシンディーはどんどん離れていってしまう。<br />二人の夫婦がいかに出会い、いかに別れるかまでを追った物語。<br /><br /><br />七年前、運命的に出会い恋に落ちた二人<br />七年後、どうしようもない焦燥感に駆られ離れることしか出来なくなってしまう二人<br />出会って結婚するまでの過去の物語と、離婚寸前の現在の物語を交差させて<br /><span style="font-size: large;"><b>終わってしまう愛の痛さを突いた作品。</b></span><br /><br />面白いのは、何があってこの二人が離れてしまうのかという<b>「途中経過」を一切見せないこと。</b><br />だからこそ、この映画は「リアル」だと共感を生んだんだと思う。<br />映画的に言えば愛が壊れる理由はあって然るべきなんだけど（浮気とか借金とか諸々ある）<br />現実では、決定的な一大事ってことが無いのが大多数だろう。<br />なんで別れたの？と尋ねると<br /><b>「なんでってことはないんだけど、積もり積もってかなあ。今でもお互い好きは好きなんだけどね」</b><br /> とかいうことを抜かすお友達が、一人二人いるんじゃないでしょうか。<br />そういう方たちの共感を得ている映画でございます。<br /><br />おそらく、大多数の方が妻シンディの行動が酷いという感想を持つと思われる。<br />けれど、それは仕方ないのだ。<br />監督は男。十年も練ったと言うのだから、<b><br />男の怨念が篭ってるわけで女が奇怪で性悪女になるのは致し方ない。</b><br />けれど、女性ならシンディの気持ちも分かるんではないでしょうか。<br />相手に非があるわけでもないのに、ふとしたことが嫌になってしまってしょうがないなど。<br />確かに褒められたことではないけれど、これは「あるある」なんですね。<br /><br />監督も、脚本チームも噂によると、両親の離婚を経験しているとかしていないとか。<br />かくいう私も、両親の熟年離婚を経験している為、<br />この映画、刺さるところがありました。<br /><br />ディーンとシンディは、何も憎みあって離れたわけではない。<br />それは、ディーンが激昂して投げ捨てた結婚指輪を、二人して草むらを掻き分けて探すシーンでよくよく分かります。シンディとて、ディーンを愛している。なのに、これ以上一緒にはいれない。<br />そういったシーンでした。<br /><br />映画や小説、漫画なんかでは、恋愛関係にあるお互いの心情は、結構な割合で等しく描かれる。<br />けれど、この映画では「今」起こったことと「過去」に起こったことしか描かれない。<br />鑑賞者は、ディーンとシンディの心情を推し量るしかない。<br />それは即ち、己の恋愛関係或いは過去の恋愛関係を慮り補完するしかない。<br />彼らの心情を理解するには、己を投影するしかないという作りになっている。<br />例えば、シンディの心が狭いとか、ディーンが情けないとか、そういうことじゃないんだ。<br /><br />これは愛する人のどこを認め愛し、どこを妥協して赦すかということを提示した映画なんじゃないかな。<br />それこそが愛を持続させる努力なのだと言いたかったのかもしれない。<br /><br />そうやって努力していれば、<b>愛が花火のように一瞬の美しさだけを残して消えることはない</b>、はず。<br /><br />ということで、「ブルーバレンタイン」ビターに美味しくいただきました。<br /><br /><br /><br /></div></div><br />]]>
    </description>
    <category>映画</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/12/</link>
    <pubDate>Sat, 08 Jun 2013 17:52:42 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>謎が謎を呼ぶ秀逸ミステリ「追想五断章」</title>
    <description>
    <![CDATA[<b><span style="font-size: x-large;">追想五断章</span></b><br />米澤穂信　著<br />集英社文庫にて読了<br /><br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087468186/ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&amp;camp=247&amp;creative=1211&amp;creativeASIN=4087468186&amp;linkCode=as2&amp;tag=can0512-22"><img src="http://ws.assoc-amazon.jp/widgets/q?_encoding=UTF8&amp;ASIN=4087468186&amp;Format=_SL160_&amp;ID=AsinImage&amp;MarketPlace=JP&amp;ServiceVersion=20070822&amp;WS=1&amp;tag=can0512-22" border="0"></a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=can0512-22&amp;l=as2&amp;o=9&amp;a=4087468186" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" border="0" height="1" width="1"><br />      <b><span style="font-size: small;">内容（「BOOK」データベースより）</span></b><br />       <div class="productDescriptionWrapper"><br />大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査<br />を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり―。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の<br />人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ。<br />      <br />      <div class="emptyClear"> </div><br />アニメ氷菓の原作者である米澤穂信氏の長編読了。<br /></div>最近のミステリの帯でやたらと目にする「最後の一行で必ず読み返したくなる」という馬鹿げた文句。<br /><b>私はあの煽り帯、虫酸が走るほど嫌いである。</b><br />何故かというと、その帯がつけられる小説で面白いものに当たったことがないからだ。<br />買っちゃうんだけどさ。<br />「葉桜の頃に君を想う」然り、「イニシエーション・ラブ」然り、<br />買って後悔すること、すること。<br />最後までミスリードさせる為だけのモノが多くて辟易する。<br />だが、敢えて言う。<br /><span style="font-size: large;"><b>追想五断章、最後の一文で瞠目することだろう。</b></span><br /><br />メインとなるのは、ある女性の父親・北里参吾が書いた五篇の「リドルストーリー」。<br />リドルストーリーとは、作者の言葉を借りれば「読者に委ねて結末を書いていない小説」だ。<br />要するに、謎を謎としたままエンディングを迎える類の小説。<br />私は、かなり好き。<br />残された謎を、自分なりの解釈する行為自体が好きなのだ。<br />（恩田陸の作品なんかは、いつまでもうんうん唸って考えてしまう）<br />本書の中の、五篇のリドルストーリーには実は結末が用意されている。<br />用意されているし、それは読者にも明かされる。<br />明かされるんだけど、明かされない。<br /><b>そこらへんの匙加減が非常に上手い。読者を不快にさせない話の運びがある</b>。<br /><br />作中の「アントワープの銃声」が、ある年代以上の読者には<br />実際に起きた「ロス疑惑」を容易に想像させるのだろうけれど<br />私は巻末解説を読むまで、その事件そのものを知らなかった。<br />米澤氏の読者層は比較的若い世代だろうから、ロス疑惑のことなど念頭になく読み進めると思う。<br />それは本作の菅生芳光と同じ境遇となる。<br /><b>「記憶に新しい一大事件の容疑者」と「大昔に起こった事件の容疑者らしい」というのでは<br />緊迫感が違う。</b><br />それが、本作の肝でもあるように思う。<br />容疑者は殺人を犯したのかどうかという緊迫した高揚感ではなく、<br />地味に地味に興味が湧いてくる仕掛けで<br />気がつくと頁を捲る手が止まらなくなるのだ。<br /><br /><b>そして、最後の一文。</b><br />とても、とても美しい一文。<br />これを読めただけで、私は「追想五断章」を賞賛する。<br />残された謎は、参吾にしか分からない。<br /><br /><b><span style="font-size: large;">この一文は、<br />すぐに読み返して謎を解こうなどの愚行に読者を走らせはしない。</span></b><br />ただ、美しい謎の余韻に浸らせてくれる。<br />真実は解明する為にあるのではなく、ただ存在しているのだと思わせてくれる。<br /><br />恩田陸「ユージニア」や、桜庭一樹「私の男」が好きな方は買って損はしない。<br /><br />ということで、「追想五断章」美味しくいただきました。<br /><br />]]>
    </description>
    <category>小説読了</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/10/</link>
    <pubDate>Wed, 22 May 2013 02:41:52 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>遂にウォン・カーワァイ新作公開！グランド・マスター</title>
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    <![CDATA[いやあ、待ちに待ったカーワァイ新作が<b>５月３１日</b>に公開されますね。<br /><br />金を使わせちゃいけない監督ナンバーワンと言っても過言ではない<br />カーワァイが大金使って完成させたカンフー映画ということで、<br /><b><span style="font-size: large;">大きな不安と胸が痛いほどの期待で、身が引きちぎれそうです。</span></b><br /><br />キャストはカーワァイ常連のトニー・レオン。チャン・ツィイーは２０４６ぶりの出演ですね。<br />ストーリーはというと、中国武術の派閥争いらしい。<br /><br />中国武術は長江を境に南派と北派で流派が別れている。<br />北の八卦掌の宗師・宝森は南北の流派統一の夢を引き継ぐ後継者を<br />弟子・馬三、南の詠春拳宗師である葉問、宝森の娘であり奥義六十四手をただ一人受け継ぐ宮若梅<br />この三人の中から決めようとしていたことろ、弟子・馬三の裏切りによって宝森が殺される。<br />娘の宮若梅は葉問に恋してたんだけど、父を殺され仇討ちに生きることを決意。<br />おおよそはこんな感じだそうです。<br /><iframe src="http://www.youtube.com/embed/T4aka6D0YgA" allowfullscreen="" frameborder="0" height="388" width="600"></iframe><br /><br />しかし、それにしてもカーウァイっぽくないというか。<br /><b><span style="font-size: large;">今までになくエンタテイメント臭がぷんぷんする。しすぎて辛い</span>。</b><br /><br />不安というのは、まさにこのエンタメ臭。<br />花様年華や欲望の翼推しの私としては、<br />２０４６やマイブルーベリーナイツみたいなコケ方するんじゃないかとヒヤヒヤしてるわけですよ。<br />いや、２０４６がコケたっぽくなってんのは、<b>木村某の起用ミス</b>ってだけですけど。<br />アジア圏で知名度も人気もある木村某がまさかのチョイ役！<br />話の本筋が花様年華の続編になってるなんてことは、<br />木村某目当ての方々には分からないので、そりゃコケるよ。<br />エンタメの対極にあるような監督がエンタメ撮っちゃうと大体コケるんですよ。<br />お金の使い方分かってないから。<br /><br />それでも尚、期待の方が高い。<br />カーウァイと組んだトニー・レオンが久々に帰ってくるのも嬉しいし<br />チャン・ツィイーはもれなく可愛いし<br />チャン・チェンは愛の神・エロスのあの人でしょ。楽しみすぎる。<br />それに、なんといってもソン・ヘギョが出てるんですよねーーーー<br />ソン・ヘギョといったら<b>ヒョンビンの元恋人</b>ですよ。<br />ソン・ヘギョがカーワァイにヒョンビンを押しまくってほしい…<br />一時期の金城武みたいな扱いでヒョンビン撮って欲しい…<br /><br />なんていうか、期待はキャストにのみ集中してしまってますな。<br />ストーリーがカーワァイ路線から外れすぎてて予想できないもの！！<br /><b><span style="font-size: large;">予告編見る限りでは、HEROのように飛んだりしてないので一安心です</span>。</b><br />アクションシーンで顔だの脚だのに寄り過ぎてるという苦言も中国では上がってるようですが<br />カーワァイ変態だからしょうがないじゃない。<br />目線がねちっこいのが、監督そのものです。<br /><br /><br />さあ、公開まであと１２日。地団駄で我が家が崩壊しないことを願う。<br /><br />追記<br />ご指摘頂いてたので、誤字訂正致しました。<br />葉門ではなく、葉問でした。失礼しました。<br />]]>
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    <category>映画</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/9/</link>
    <pubDate>Mon, 20 May 2013 03:17:13 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>作者はハルキスト？プールの底に眠る。</title>
    <description>
    <![CDATA[<b><span style="font-size: x-large;">プールの底に眠る</span></b><br />講談社文庫　　白河三兎　著<br /><br /><br />講談社文庫にて読了。<br />帯の煽りは、<br /><span style="color:#000099;"><b><span style="font-size: large;">「超絶筆力！<br />切なさの魔術師！長編第一作、ついに文庫化！」</span></b></span><br /><br />切なさの魔術師と言われたら買ってしまうだろ。<br />切ないの大好き、もう主人公が千々に乱れようものなら、歓喜である。<br />泣き咽びながら読むであろう。<br /><br />       <b>内容</b>（「BOOK」データベースより）<br />夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い<br />一週間の中で、僕は彼女に恋をする。あれから十三年…。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で―。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。第42回メフィスト賞受賞作。<br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=can0512-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4062775026&amp;ref=tf_til&amp;fc1=000000&amp;IS2=1&amp;lt1=_blank&amp;m=amazon&amp;lc1=0000FF&amp;bc1=000000&amp;bg1=FFFFFF&amp;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><br /><br />      <br />      <br />タイトルでおもいっきしハルキスト呼ばわりしたが<br /><b>そこまで私、村上春樹を読んでないっていうね</b>。<br />ただ単に、一人称とちょっとだけ不思議な設定と主人公がやたらとモテるってことと<br />主人公の惚れる女がちっとも可愛くないってことしか共通項見つけられず。<br /><br />ひとつだけ言えるのは、<br /><b><span style="font-size: x-large;">村上春樹は、途中で飽きる。<br />白河三兎は、最後まで読めた。</span></b><br />これだけである。<br />ま、今ドヤ顔してますけど、ちっとも褒められたものじゃない。<br />コアなハルキストに、鼻で笑われる。<br /><br />ハルキスト云々は、それくらいにしておこう。<br />私としては、思ったより楽しんだ。<br />だがしかし、記憶には残らないだろう。<br /><br /><br />さて、ここから本編だが大いなるネタバレ記事になるので畳むことにする。<br /><br />続きは以下からどうぞ。<br /><br /><br /><a href="http://can0512.koushijima.com/Entry/8/" target="_blank">つづきはこちら</a>]]>
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    <category>小説読了</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/8/</link>
    <pubDate>Tue, 07 May 2013 05:46:13 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>色男ヒョンビンが美しい映画「レイトオータム」</title>
    <description>
    <![CDATA[遅ればせながら、レイトオータム鑑賞。<br /><br />この映画、ヒョンビンへの依怙贔屓を抜きにしても素晴らしい。<br />キム・テヨン監督もこれから監視リスト入りだ。<br />トラン・アン・ユン、レオス・カラックス、ウォン・カーウァイ<br />上述の三監督と同じ香りがする。いい匂いだ。<br />とはいえ、似て非なるものでもあり、それぞれに美しい映画を撮る。<br />（とかなんとか言って、ドイルが撮監したら、みんな一緒にされそうだが）<br /><span style="font-size: large;">カーウァイ大好き人間としては、<br />いつかカーウァイがヒョンビン撮ってくれんかなと思う。<br />どエロいヒョンビン出来上がりそうww<br /></span><br />映画のあらすじとしては、ググッて貰うとして。<br />とにかく、終始暗い。シアトルの背景も湿度を含んだ灰色で、物語に合致している。<br />アンナ役のタン・ウェイが、重い重い芝居をする。<br />フン役のヒョンビンは、軽薄そうな男を演じる。<br />このバランスが凄く良かった。<br /><span style="font-size: x-large;"></span><br /><br /><br /><br />ヒョンビンは今回、高級男娼の役。エスコートサービスと言うそうだ。<br />パーティーの同伴など、時間給で請け負うサービスらしいけど、<br />もちろん夜のお供もおk。昔でいうジゴロってやつ？<br /><span style="font-size: large;">まあ、流石カメレオン俳優ヒョンビン様。</span><br />似合う似合う。まーーー似合う。<br />髪を上げてリーゼント風。というかジェームス・ディーン？<br />メタメタかっこいい。もうだめ。<br />自棄になったアンナが誘い、フンが応じるシーンでは<br />今までのドラマではなかったエロヒョンビン。<br /><span style="font-size: x-large;">ボタンーーーー外すーーーーーーってなるだろ。</span><br />私は大いに叫んだ。<br />あの腹直筋はヤバイ。外腹斜筋も。<br />ああ、また話が逸れた。<br /><br />この映画、素直に面白かった。<br />大胆な展開はないけれど、静かに静かに動いていく心模様が見ていて気持ちよかった。<br />アンナに許された時間は７２時間。つまり三日間。<br />三日間で男女が出会い、心を結ぶまで、濃密に描いている。<br /><br /><span style="color:#000099;">アンナは心から愛した恋人に捨てられ自暴自棄に優しい男と結婚した。<br />順調に結婚生活を送っていたところに、アンナを捨てた恋人が現れ、駆け落ちしようと言う。<br />それに気づいた夫が激昂し二人を殺そうとした。</span><br />という、上記の内容をアンナがフンに告白するシーン。<br />アンナは、中国語の分からないフンに中国語で今の告白をする。<br />フンは唯一わかる「良い」「悪い」の単語だけで相槌をうつ。<br />これは、私の好きな「不通」<br />通じないんだよ。伝えられない、けれど伝わらないからアンナは心が溶ける。<br />「どこで間違えたんだろう？」とフンに聞くアンナ<br />「ハオ、ハオ（良い、良い）」と答えるフン<br />このあとアンナは笑う。とっても可愛い笑顔で。<br />きっと彼女の本当の顔はこちらなんだろう。<br />それが夫を殺した罪、恋人に裏切られたことで彼女を厳しい氷の顔に変えてしまった。タン・ウェイ、上手いなあ。<br /><br />このアンナの「夫殺し」だけど、甚だ疑問が・・・<br />夫は、激昂して<u>二人を</u>殺そうとした、とアンナは言う。<br />そして、アンナが気絶するほど夫に殴られたと。<br />けれど、冒頭シーンでアンナは顔半分に殴られた痕を付けて、朝の住宅街をふらふらと歩いている。<br />ふと正気に返って、家に戻ると夫が死んでいる。<br />アンナは夫の周りに散乱した手紙や写真をかき集める。<br />このシーン、アンナは何かを食べている。<br /><span style="font-size: large;">夫の手に握られていた紙片を食べて、証拠隠滅しているのだ。</span><br />深読みしすぎると、<span style="font-size: large;"><br />アンナは元恋人のワン・ジンが夫を殺した証拠あるいはワンとアンナの繋がりを隠滅して・・・</span><br />おそらく、不正解だろう。<br />あれは単に、ワン・ジンが「駆け落ちしよう」という旨の手紙か何かだろう。<br />ワン・ジンに疑いが向くことを避ける、それだけのことだろう。<br /><br />葬儀後の会食でアンナとフン、元恋人ワン・ジンとその妻が顔を合わせるシーン。<br />中華テーブルで、ワン・ジンとその妻がお茶を取ろうとすると、躓くのも面白い。<br />が、そのうち、フンがアンナと結婚するんだと恋人宣言する。<br />アンナとワン妻が席を外した途端、豹変するワン・ジン。<br />フンに「アンナに近づくな」とのたまう。<br />そこで殴り合いの喧嘩に発展するが、アンナがフンを止める。<br />するとフンは「そいつが俺のフォークを勝手に使ったんだ、ありえない」と言い訳する<br />アンナはワン・ジンに「どうして人のものを勝手に使うのよ！謝るべきよ」と泣き崩れる。<br />この台詞はアンナが結婚していた当時の状況にもそのまま当てはまる。<br />おそらく、彼女は夫を殺した日から泣いていない。そしてワン・ジンも自分の罪を自覚していない。<br /><span style="font-size: large;">このタン・ウェイの泣きは素晴らしかった。</span><br />子供のように、声を上げて泣く姿が、彼女がいかに辛い七年を送ってきたか一発でわかるような。<br />この一連でフンがアンナに対して好奇心から本気の恋に移り行くのも分かった。良いシーンだと思う。<br /><br />結末については、諸説あるようだ。<br />・フンは追われていた男に殺された<br />・フンは逮捕され、会いに来たくてもこれなかった<br /><br />諸説あるように、結末はぼかされている。<br />ぼかされているからいいのだ。<br />アンナが刑期を終えて、約束の場所でフンを待つ。<br />ラストシーンは、これでもかっていう長回し。<br />約束の場所で待つアンナ、アンナ、アンナ。<br />そして<br />「久しぶり」という台詞<br />アンナの目線は焦点を捉えていない。<br />それが、フンの存在を意味するのか、不在を意味するのかは<br />観客に委ねられる。<br /><span style="font-size: large;">ラストシーン、秀逸！！！！！</span><br /><br />オリジナルがどうとか、盗作の「約束」がショーケンがどうとか<br />馬鹿みたいな評価はいらないだろう。<br />リメイクは別の作品。<br />レイトオータムは、素晴らしい作品だ。<br />ヒョンビンが好きとか、それだけの理由で観ては勿体ない。<br />ということで、レイトオータム<br />美味しく頂きました。<br /><br />追伸<br /><br />フンが、別に寝なくてもいいと言って<br />モーテルを飛び出した後、<br />「It stopped raining」（雨、降んだね）って台詞が一番好き！！<br />特筆するシーンじゃないけど、なんかすごい好き<br /><br /><br />]]>
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    <category>ヒョンビン</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/6/</link>
    <pubDate>Fri, 03 May 2013 14:05:46 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ユン・ウネの美貌を堪能　お嬢様をお願い！</title>
    <description>
    <![CDATA[太った渡部篤郎こと、サンヒョン目当てで見始めた「お嬢様をお願い！」だが<br />完全に、ユン・ウネの可愛さにノックアウトした。<br /><br /><span style="font-size: x-large;">本当に人間か？　可愛すぎるだろ。</span><br /><br />上半身が折れそうに細いのに、お尻が大きいのが可愛い。<br />下唇がぽってり、話すと真ん中に皺ができるのも可愛い。<br />おい、オッサンじゃないか。完全に。<br /><br />衣裳、小道具は一体どうしたんだろう。<br />使い回しというか、同じ服を違う日に着たシーンはほぼ無いのでは。<br />一体、衣装のパターンはいくつあったんだろうか・・・<br />考えただけでも、寒気がする。<br />トラック一杯の衣裳、異常に多い衣装替え。<br />嵐のようなタイアップ・・・<br />Foever21が大きなタイアップ先らしいけど、それだけじゃあないだろうな。<br />怖そうな現場だ。<br /><br />カン・ヘナはスーパーお騒がせセレブという設定、無論パリスヒルトンを彷彿とさせる。<br />序盤の女王様カン・ヘナはパリスそのもの、という出来。<br />夜遊びしては、ナイスルッキングガイたちを侍らせる。<br />いや、単語が古いのはわかってる。<br />なーのーにー！！<br />イ・テユンに恋してからは、信じられないほど乙女。<br />それが可愛い。<br />ガッチガチのどSお嬢様が、テユンの電話で肩を弛め小首をかしげ笑う。<br /><br /><span style="font-size: x-large;">ウネの笑顔ってのがまた、めっちゃくちゃ可愛いのに歯並びが悪いってのが、そそる！</span><br /><br />可愛いよー可愛いよーユン・ウネ！！！！！<br />完璧なフェイスから、笑った時だけ見える歯並びの悪さ！<br />絶対歯並び良かったら、こんなに可愛くないよ。<br /><br /><span style="font-size: large;">と、思って簡単に検証。</span><br /><br /><br />■通常<br /><a href="//can0512.koushijima.com/File/une-syuseimae.jpg" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1367333886/" height="399" width="399"><br /></a>■修正<br /><a href="//can0512.koushijima.com/File/une-syusei.jpg" target="_blank"><img alt="" src="//can0512.koushijima.com/Img/1367333924/"></a><br /><span style="font-size: x-large;">ほら、絶対歯並び悪い方が可愛いよ！</span><br />修正も下手だけど。<br /><br />ついでに言うと<br />これまた、挿入歌が良い。<br /><br /><br /><iframe src="http://www.youtube.com/embed/4MCk4EwBtSE" allowfullscreen="" frameborder="0" height="388" width="600"></iframe><br /><br /><br />この動画で使われてる曲以外は、ぱっとしないけど。<br />シークレットガーデンほどの洗脳力は無いが。<br /><br />ということで、お嬢様をお願い！美味しく頂きました。<br /><br /><br /><br />]]>
    </description>
    <category>韓国ドラマ</category>
    <link>http://can0512.koushijima.com/Entry/7/</link>
    <pubDate>Fri, 26 Apr 2013 09:31:00 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ウツボラについての考察</title>
    <description>
    <![CDATA[以前ヤプログにて、<a href="http://yaplog.jp/s-s-sss/archive/68" title="">中村明日美子著「ウツボラ」についての考察という記事</a><a href="http://yaplog.jp/s-s-sss/archive/68"></a>をあげた。<br /><p>だが、考察というにはあまりにも主観だったので<br />もうちょっと具体的な考察をしてみようと思う。<br />整合性をもって解明することを試みた為、上記の記事とは辻褄が合わない部分が生じたが<br />そのまま残しておくことにする。<br /><br />尚、この記事は既読者へ向けたものであるから<br />今から読もうとされている方は是非、読んだ上で再訪をお願いしたい。<br /><br /><br />さて、ウツボラだが<br />なぜ、どこが、謎なのか？<br /><br /><b>・ウツボラの作者が誰なのか<br />・藤乃朱の正体は誰なのか<br />・死んだのは誰</b><br /><br />概ね、この三点が謎だと言えるだろう。<br />しかし、これは作中で明かされている。<br />隠され、誤魔化されはしているが、正解は明白だ。<br /><br /><b>・ウツボラの作者は秋山富士子（PN藤乃朱）、<br />・藤乃朱は三木桜（本名不明：浅○○○）と秋山富士子の二人<br />・死んだのは秋山富士子</b><br /><br />時系列で物語を紐解くと、上記の解答に至るはずだ。</p><p><br />三木桜（これは偽名）と秋山富士子は図書館で出会う。<br />いつも同じ作家の本を読んでいる秋山富士子に三木桜が声を掛け知り合うこととなる。<br /><br />これは推察だが、三木桜は溝呂木のファンではなかったのではないか。<br />この出会いの時点で、三木桜の顔は全体像を持って描かれていないが<br />三木桜のカルテによると（二巻より）<br /><b>・桜は全身整形を受けたと思われる<br />・カルテ（施術時）の顔写真は髪が短い</b><br />これは横領を働き追われる身となって整形したと考える方が自然なので<br />整形し、美しい姿になってから富士子と出会ったと考える。<br /><br /><span style="color:#990000;">桜が溝呂木の耽美小説から抜け出たような容姿なのは、意図的ではなく</span><br />富士子が、桜の容姿に惹かれて二人の関係がはじまったのだろう。<br />どのくらいの交際期間があったかは不明だが、二人は同棲（居）生活を送るようになる。</p><p>その頃、溝呂木はというと<br />「藤乃朱」という名で届くファンレターに悩んでいた。<br />溝呂木自体はひどいスランプ状態に陥っており、もう何年も小説を書いていない。<br />ファンレターは編集部に届くだけだったが、<br />分厚い原稿が自宅に直接投函されるまでになり、溝呂木はノイローゼ状態に陥る。<br />というのも、溝呂木はおそらく藤乃朱のファンレター及び<br /><span style="color:#990000;">自宅に投函された原稿を読んでいる</span>からだ。<br />明確に描写されてはいないけれど、コヨミの「読むんじゃないですか」発言や<br />編集部で溝呂木が藤乃朱の投稿作を<span style="color:#990000;">迷いなく盗んだ</span>ことからの推察だ。<br /><br />自分が書きたくても書けなかった「溝呂木舜の小説」が読者の手によって書かれてしまったこと。<br />自著として発表することに「不思議なほどためらいはなかった」というのは<br />ウツボラが「溝呂木舜の小説」だったからだろう。</p><p>一方、ウツボラがさえずりに掲載されたことで桜と富士子が仲たがいする。<br />桜は富士子に黙ったまま勝手に「ウツボラ」を新人賞に投稿してしまい、どういった経緯でか<br />溝呂木の名前でウツボラが紙面に掲載されてしまったからだ。<br />桜はこの時点では、そこまで策略を巡らせてはいなかっただろう。<br />「まさかこんな展開になるとは思わなかったけど」という台詞からもそれが伺える。<br />新人賞の講評者には溝呂木も名を連ねていることから、、<br />桜としては、溝呂木の目に留まればいい（或いは富士子の作品が賞を取って日の目を見ればいい）というだけの思いだったのかもしれない。<br /><br />事態を複雑化させたのは、富士子もまた自身の作ウツボラを新人賞に応募していたことだ。<br />これで、編集部に届いたウツボラの原稿は二冊。<br /><b>・桜が勝手に投稿した「ウツボラ」<br />・富士子が自分の手で投稿した「ウツボラ」</b><br />辻と溝呂木が一冊づつ所有することになる。<br />そして、冷静になった溝呂木は「藤朱乃」の存在に怯え、<br />辻は尊敬する先生を疑っていくことになった。</p><p><span style="color:#000099;">※前回の考察記事にはウツボラが溝呂木の自宅に届いたと書いたが、<br />これはおそらく私のミスリード。自宅に届いた原稿と投稿作とでは厚みが違う。<br />おそらくウツボラ以外の習作だろう。「夢日記のようなもの」かもしれない。</span></p><p>桜と富士子だが、本編中描かれることはないが<br />おそらく富士子は酷く焦ったであろうと思う。<br />富士子と桜が投稿したウツボラは、おそらく編集部の眼が入る。<br />そうなると、溝呂木がさえずりに発表した「ウツボラ」が盗作さくだということが周知になると。<br />ところが、富士子は行動に移さない。移せないのか。<br /><br />行動するのは桜だ。出版社のパーティに潜り込み、溝呂木に接触する。<br />溝呂木好みの美しい桜は「藤乃朱」だと偽り、溝呂木と枕を交わすようになる。<br />ただし、溝呂木は幼少時の事故が原因かその他の要因かで性的不能者であるので<br />接合するには至っていない。<br />こうして溝呂木と朱としての桜は関係を深めていく一方で、<br />桜は富士子に溝呂木との情交を打ち明け、この二人の関係も泥沼のように深くなっていく。<br /><br />桜と富士子の間にどのような経緯があって、富士子を桜と同じ顔に整形させて<br />溝呂木と富士子を引き合わせることになったのか一切描かれない。<br />だが、おそらく、おそらくだが、<span style="color:#990000;">ウツボラになぞった行動だったのではないか</span>。<br /><b>変化する女の物語</b>であるウツボラ。<br /><span style="color:#990000;">富士子が朱の姿に変化したと同時に、桜は長い髪を切っている</span>。<br />これが「<b>大仕掛けの仕込み</b>」だろう。<br /><br />おそらく桜の予定では、<span style="color:#990000;">富士子を中身も容姿も「藤乃朱」に仕立て上げ<br />更に別人の三木桜として溝呂木の前に姿を現すつもりだった</span>のではないだろうか。<br />当然、顔が同じでも溝呂木は桜と何度も寝ているわけだから、<br />彼が二人の違いに苦しむことになるという予定だったのでは。</p><p>と、ここで桜の計画は破綻するわけだ。<br /><b><span style="font-size: small;">富士子の自殺</span></b>である。<br />これは、桜には理解できない行動だったと思われる。<br />それは、一巻で桜が溝呂木に姉の死んだ理由が知りたいと言ったことや<br />二巻で桜が飛び降りる前に、<br /><b>「本当はずっとよく分からなかったんです。どうして彼女が飛んだのか」</b><br />といった台詞から推察できる。<br /><br />さて、やっと事件の発端である<b>富士子の死</b>、までたどり着いた。<br />これからの経緯こそが、我々の度重なるミスリードを引き起こし<br />ウツボラの謎を生むのだろう。<br /><br />だが、ここで<span style="color:#990000;">肝心なのは事実と登場人物の推理は必ずしも一致しない</span>ということだ。<br />通常、物語ではモノローグが織り込まれることによって<br />読者は、登場人物が何を思考するかの手がかりを得る。<br />しかし、ウツボラでは事実を知る桜の心情はほとんど独白されない。<br />私が見つけただけで、二つ。<br />アパートに刑事が来て、<b>「もう駄目だ」</b>と錯乱する時。<br />もう一つは、辻に抱かれた後シャワーを浴びながらの<br /><b>「自分が自分から離れていってるような気がする」</b>この二点。<br /><br />桜と富士子の回想も、会話のみで心情がモノローグされることはない。<br /><span style="color:#990000;">事実は桜の中だけに、真実は富士子の中だけに</span>という徹底ぶりが<br />読者の混乱を招いている原因の一つだ。<br /><br />徹底しているということは、この二つの台詞は重要なカギになるということでもある。<br />加えて、<span style="color:#990000;">溝呂木や辻、刑事たちの推理はことごとく外れている</span>という点も<br />さらに混乱する要因だ。<br />通常、モノローグで嘘が語られることは少ないが、<br />溝呂木の場合、嘘ではなく勘違いしたままの心情なので<br />あたかもそれが真実のように語られてしまう。<br /><br />その点を踏まえて、富士子の死後の経緯を辿ることにする。<br /><font color="#0033FF"><br /><span style="color:#000099;"><span style="font-size: large;">長い、今回はすこぶる長い記事だ。わかってる。<br />では続きをどうぞ。</span></span></font></p><p>遺体の身元確認の為、溝呂木と桜が呼び出され、二人は出会う。<br />これは、携帯に残された唯一の履歴が二人だったというのは<br /><span style="color:#990000;">死んだ富士子の仕組んだこと</span>だ。<br />こうやって、二人が出会えば桜は元の計画通り「双子の妹」として<br />溝呂木に接触するだろうということが富士子にはわかっていたのだろう。<br />そして<span style="color:#990000;">その出会いで、必ず溝呂木は自分と桜のこと、<br />「藤乃朱」という人物の物語を完成させるだろう</span>と。<br />飛び降りる前、<span style="color:#990000;"><b>富士子が桜に語ったことの目的</b></span>がこれだったのだと思われる。</p><p>朱の双子の妹として出会いなおした桜と溝呂木だが<br />溝呂木は、朱の遺品の中にウツボラの続きを書いた原稿がないか、<br />或いは盗作となる証拠（原稿の写し）が存在していないかを確認するため<br />桜との接触を図る。<br />桜は、当初の計画通りに「桜」としても溝呂木と情交を深めていきます。<br />ここで、<span style="color:#990000;">刑事たちの奔走が同時進行し、溝呂木と読者の中に<br />謎の「藤乃朱」という人物像が刷り込まれていく</span>。<br /><br /><b>藤乃朱と三木桜は同一人物ではないか、では死んだのは誰だ。</b><br /><br />その刷り込みは<span style="color:#990000;">溝呂木にも影響している</span>ので物語はどんどん複雑になっていく。<br />謎深い一巻で最後、「私たちで『ウツボラ』を一冊の本にしましょうよ」と桜は言う。<br />これで桜の目的がはっきりするわけだが<br />この台詞、桜と富士子の間でも交わされたものだろう。<br />二人の当初の目的もまた、ウツボラを一冊の本にすることだったのだ。</p><p>二巻に突入。<br /><br />溝呂木は案の定、桜に溺れ思考能力を奪われてゆく。<br />桜から原稿を貰い、身体を重ねる機械的な日々を送っている。<br /><br />逆に桜は溝呂木を束縛することで、だんだんと生気を取り戻しているようにも思える。<br />公園で待ち合わせた逢瀬の時、桜の表情は別人のように人間らしい顔をしている。<br />おそらく策略とは離れ、溝呂木を愛し始めていたのだろう。<br /><br />しかし、溝呂木の中にはまだ疑惑が残っている。<br />自分の抱いていた朱と桜を別人だと思いながらも、別人だと言い切れない。<br />そうなれば白黒はっきりつけたくなるのが、人間というもの。<br />溝呂木は桜に<b>「やはり君は朱ではないんだね」</b>と確認してしまう。<br />これをきっかけに、桜として溝呂木を愛し始めていた桜は混乱する。<br /><span style="color:#990000;">溝呂木は朱ではないというしかし、桜は「朱」でもある</span>のだから。<br />混乱したまま朱は溝呂木から逃げアパートに帰る。<br /><br />そこには刑事が待っていて、<b>朱である富士子の遺骨</b>を手にしていた。<br />骨となって帰って来た富士子を見て、<span style="color:#990000;">溝呂木を愛し始めた自分と<br />二人の計画とのズレが生じていることに気付いた</span>のではないか。<br /><b>「もう駄目だ」</b>このモノローグは一見すると刑事に正体が露見することにかかっているように見える。<br />だが、これは富士子と桜の計画を自分で崩し始めていることにかかっているのでは？<br />富士子が集めた溝呂木の切り抜き記事で埋め尽くされた部屋で<br />叫び泣く桜。愛しいはずの富士子への憎悪も育っていたはずだ。骨壷投げてるし！</p><p>このことがあってから、桜は再び冷酷な表情になり<br />計画を軌道修正する。盗作の事実を明らかにし、<br />桜だけでウツボラを本にしようと考えたのだろう。<br />しかし、ここでも桜は挫けてしまう。<br />辻は、会うなり桜のことを<br /><b>「溝呂木先生の作品から抜け出たような人」</b>だと言い放つ。<br />それはおそらく、富士子からも散々言われた言葉だろう。<br />この一言で、辻は「富士子の身代わり」ひいては「溝呂木の身代わり」にされるが<br />桜を貫くことの出来た辻では、その役が務まらなかったのだろう。<br />すぐに桜は辻の前から姿を消し、再び溝呂木の元へ戻ることになる。<br />その間、辻さんは色々大変な目にあってるが本筋じゃないのでカット。<br /><br />溝呂木と桜は<b>富士子が飛び降りた屋上</b>で再会する。<br />ここで、桜はおそらく事実を語ろうとしていたんだと思う。<br />自分が誰であるか、二人の計画、入れ替わりの謎を白状するつもりだったのではないか。<br />けれどそれが出来なかったのは、<br /><span style="color:#990000;">溝呂木先生の一番大きな誤認した事実が原因</span>だろう。<br />会わなかった期間、溝呂木は考えた。<br />その結果、<b>桜を朱だと言い、桜である朱がウツボラの作者だと断定</b>する。<br />そうして桜の告白は打ち砕かれ、彼女もまた<br />富士子が辿りついたのと同じ結論に至る。<br /><br /><b>「先生は自分の作品しか愛せない。だから私は先生に書いてもらうことで先生に愛される」</b><br /><br />桜は<span style="color:#990000;">ウツボラの作者が桜であるという大きな誤解を解かず</span>、<br />ただ溝呂木にウツボラを完成させることだけを約束させ、飛んだ。</p><p>結局、桜の自殺は叶わず生き残ることになった。<br />刑事は最後まで桜を秋山富士子だと誤解したままだが、<br />富士子の兄からの差し入れられたケーキが<span style="color:#990000;">桜本人の好物のチーズケーキではない</span>ことからも<br />やはり、誤解は誤解のままなのだ。<br /><br />そして、溝呂木から「ウツボラが完成した」という旨の連絡が入ったのだろう、<br />桜は溝呂木の元へ向かう。<br />富士子の遺骨に見守られながら、一心不乱にウツボラを書く溝呂木。<br />一頁目から書き直したのかもしれない。</p><p>完成したウツボラを読み終えた桜に溝呂木は辿りついた真実を伝える。<br /><br /><b>桜はウツボラの作者ではない。作者と溝呂木が会ったのは一度きり</b>。<br /><br />そして、桜の<b>「うまくやれたでしょうか」</b>という問いに<br />はじめて溝呂木は正しい返答をする。<br /><br /><b>「君は完璧だ　君こそ僕の一番愛しいものだ」</b><br />はい、これで秋山富士子としての朱も、三木桜としての朱も成就しましたね。</p><p>って、多分まだ大いなる謎がひとつだけ残っている。<br />それは、<b><span style="color:#990000;">何故、浅○○○○は三木桜となり、この経緯を辿ることになったのか</span></b>、だね。</p><p>一切語られることのなかった浅某の心情を推察していこう。<br /><span style="font-size: large;"><font color="#0000CC"><b>長い、本当に今回は長い。<br />けれど、仕方ないんだ。ウツボラってすんげーーーー面白いから！</b></font><br /></span><br />ということで<br />まず私がヒントにしたのが、二巻、病室のシーン。<br />老いた刑事は飛び降りた桜に、兄や家族の心配を伝え、<br />家族の存在こそ人を生かしているのだからそれを幸せと思えと説く。<br />これに桜は<b>「刑事のお説にのっとれば、私はもう一度死んでいる」</b>と答える。<br /><br />これは何故か。刑事のお説というのは、家族を失い浮き草の気分になったということで<br />それから慮るに、<span style="color:#990000;">浅某は天涯孤独の身</span>だったのではないか。<br />彼女はこう続ける。<br /><b>「望んでもいないのに生まれ、こねただけの粘土のように何者でもなく、<br />どうしようもなく生まれてどうしようもなく死んでいく」</b><br /><span style="color:#990000;">裏を返せば、望まれて生まれてきたわけでなく、粘土の塊のように扱われたとも取れます。</span><br />極論だが。</p><p>浅某と富士子の関係でいえば、最初に声を掛けたのは浅某だが<br />彼女に惹かれ溺れたのは富士子の方だったのではないかと思う。<br />なぜなら、浅某は溝呂木の作品から抜け出たような姿をしていたからだ。<br />富士子がなりくてもなれなかった姿だったはず。<br />自分に執着を見せる富士子を浅某は愛しく思ったことだろう。<br /><span style="color:#990000;">誰かに深く執着されるということを経験したことがなかったのかもしれない。</span><br />しかし、富士子もまた「三木桜」に執着したのではなく<br />「溝呂木の小説から抜け出したような容姿をする女」なのだと判明し<br />浅某はまだ、富士子からの執着が弱いと考えたのではないだろうか。<br /><span style="color:#990000;">もっと自分に執着し、溺れさせようと</span>。<br /></p><p>第二に公園での溝呂木と桜の逢瀬。<br />あの時、なぜ彼女はあそこまで柔和に微笑むことができたのか。<br />第一のヒントを元に考えると<br />三木桜として生きる<span style="color:#990000;">浅某は、何者にもなれない漂いつづける自身の空洞を深めていた</span>。<br />しかし、<span style="color:#990000;"><b>朱としての桜が朱としての富士子と同時に死んだ後</b></span><br />溝呂木と接しているのは三木桜としての自分なのだという考えが芽生える。<br />「三木桜」として溝呂木に愛され、「三木桜」として存在していく。<br />それは<span style="color:#990000;">アイデンティティを獲得しないまま生きてきた浅某としては、幸せに映る</span>ことだろう。<br />溝呂木から<b>「君と朱は似ているのかそうでないのかだんだんよくわからなくなってきたな」</b><br />そう言われた浅某は、溝呂木に期待したのだろう。<br />朱に似ているからではなく、自分を愛してくれるのではないかと。<br />しかしその想いを溝呂木に拒まれ涙する浅某。<br />直後には、<b>刑事たちに自分は秋山富士子だと断定されてしまう</b>。<br />またも、確立しつつあったアイデンティティを失ったのだと考えると、<br /><b>「もう駄目だ」</b>という独白が、<b>「自分が自分から離れていってるような気がする」</b>に繋がっていく。<br /></p><p>変化する女の物語である「ウツボラ」<br />富士子がこの小説を書いたのは、桜と出会ったことから書かれた物語だとしたら<br /><span style="color:#990000;">桜が「ウツボラ」を世に残そうとした意図が分かる。</span><br /><u>自分の存在を確立する為ではないだろうか</u>。<br />桜の行動が、富士子の為だと考えると辻褄が合わないが、<br /><span style="color:#990000;">総て自分の為であると考えれば納得がいく</span>のではないだろうか。<br /><br /><b>・自分（富士子が桜の）ことを書いた「ウツボラ」を投稿し、世に出そうとする<br />・溝呂木に近づき、ウツボラになぞられた女たち（桜と朱）として現れ、溝呂木がウツボラを完成させるよう仕向ける<br />・富士子が死んだ後もウツボラを完成させる為、溝呂木に近づく<br /></b><br />こういった経緯だと、私は認識するに至った。<br />結末として、描かれているのは溝呂木の死と桜の妊娠。<br />溝呂木は不能者だから、お腹の子は辻が父親だという説もあるが<br />溝呂木の不能が損傷によるものなのか、トラウマによるものなのか<br />判然としないことから、溝呂木の子を宿していると考えたい。<br /><b>懐妊によって、桜は三木桜としての存在を確固たるものに出来たとすると、<br />ハッピーエンドな結末</b>だと言える。<br /><br /><span style="color:#000099;"><b><span style="font-size: large;">あー長かった。長すぎた。<br />読む人も疲れたと思う。私も疲れた。</span></b></span><br />あれ、ちゃんと考察になって・・・ないな。<br /><br /><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=can0512-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4778321138&amp;ref=tf_til&amp;fc1=000000&amp;IS2=1&amp;lt1=_blank&amp;m=amazon&amp;lc1=0000FF&amp;bc1=000000&amp;bg1=FFFFFF&amp;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" scrolling="no"></iframe><iframe 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    <category>漫画レビュー・考察</category>
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    <pubDate>Fri, 19 Apr 2013 11:00:00 GMT</pubDate>
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